鎌倉香房メモリーズ 2(★★★★☆)

鎌倉香房メモリーズ 2 (集英社オレンジ文庫)

鎌倉香房メモリーズ 2 (集英社オレンジ文庫)

シリーズ二冊目。今回は切ないながらも前向きなラストで締めくくられている話が多かった気がする。第1話「星の川を渡って」のタマ子さんが貫き通した想いにじんわりときた。私だったら絶対にやりきれないし、ずっと憎んでしまいそう。旦那さんの為を思って会うことを断るなんて…、まさしく純愛。
第2話「あなたとずっと」では三春さんの過去がわかります。なんか色々な意味でガッツのある女性だなと。第3話「祈りのケーキ」はいつも冷静な雪弥が結構動揺していました。雪弥の保護者である新キャラの和馬さんが面白かった。でも香乃の言う通り雪弥にもう少し優しく接してあげて。でも雪弥は和馬に対して毒舌を吐いたりして素を見せていたのでなんだかんだいいつつ心を許してるのかな。
第4話「亡き人に捧げる祈り」も切なかった…。大切な人が亡くなれば無気力になってしまいますよね。最後は香乃と雪弥の関係が一歩進んだようで良かった。続きも楽しみ。