いつまでもショパン(★★★★☆)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

ポーランドで行われるショパンコンクールの会場で殺人事件が発生。しかも世界的テロリスト「ピアニスト」がワルシャワに潜伏しているとの情報が。コンクールに参加する岬が鋭い観察眼で事件を解決する…というお話。
やっと読めた!岬先生のその後が気になっていたので、音楽を続けている姿が見れて良かった。病気を抱えつつも教え子との約束を果たす為にピアノを続ける岬、入賞はしなかったけどたくさんの人に素晴らしい影響を与えたのは間違いなく岬先生のピアノだなと思う。教え子たちもちらっとだけど登場してて嬉しい。
ヤンも最後は一皮剥けて成長したようで何より。ポーランドならではのショパンもいいけど、やっぱり自分なりのショパンじゃなきゃ!犯人に関してはなんとなく予想がついた。悲しい理由だけどマリーのことを考えるともっと悲しい。岬先生にまた会いたいです。