京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (★★★★☆)

京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (文春文庫)
◼あらすじ
ありすが暮らし始めた、京都によく似た不思議な町「京洛の森」。ある日想い人の蓮が老人になり戸惑うありすは、町に迷い込み同じく突然年老いた女性たちと出会う。この町で存在するためには、大事なルールがあるが、彼らはそれに反してしまったようなのだ。かつて同じように老人化したありすは彼らを救うことができるのか?

◼感想
シリーズ2冊目。ある日突然蓮が老人になってしまう、自分と向き合う為に蓮は旅に出ることに。アリスが大好きでやんちゃな男の子、蓮に対しての印象はそんな感じでしたが自分探しの旅を経て自分の甘さややりたいことを模索した蓮はきちんと子供から青年に成長したと思います。自分なりの答えが見つかって良かった。
マダムとアカシアの恋のエピソードが可愛らしい、マダムは典型的なツンデレ(笑)ナツメはやっぱりただ者じゃなかった…。ありす堂はこれからますます忙しくなりそうですね、続きも読みたいと思います。