
- 作者: 土橋真二郎,白身魚
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/10
- メディア: 文庫
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突如ゾンビが出現し、ゾンビによって命の危機と隣り合わせの世界でハンターとして様々な町を巡る少年少女達のお話。前作の「女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由」が個人的にあまりヒットしなかったので購入するか迷いましたが、今回は面白かったです。色々な町が舞台になっていて、ゾンビを徹底的に排除する町もあれば、ゾンビに妥協して共生することで生き延びる町もあって、どの町の人間もゾンビによって精神的に蝕まれていることに変わりはないなと思いました。どの町にも行きたくない!如月が途中で脱落したのは残念でした。でもこれでゾンビに怯えなくてすむ、と言った彼女の気持ちは理解できました。
悠介と始終ツンツンな香流の会話が好きでした。吹雪やリカの存在はこの退廃した世界観では清涼剤のようだなと。彼らにはこの先も誰一人として欠けることなく旅をしてほしいです。綺麗にまとまっているので続きはないかな?