- 作者: 紙上ユキ,宵マチ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 文庫
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シリーズ3冊目は不老不死の象徴である「人魚の肉」がメイン。初っ端から夜見坂と静さんの会話の内容が難しくて、平然と自分の考えを述べている夜見坂の年齢を疑いたくなりました…。そして毎度のごとく夜見坂に振り回される千尋が哀れ…、でも振り回されつつも夜見坂のことが心配で放っておけない千尋は本当に良い奴。夜見坂としては唯一の友人である千尋とただ旅をしたかっただけとのことですし、この二人はこれからもこんな関係なんだろうなぁ(笑)
梓の生き方は想像できないほど辛いだろうけど、隣に寄り添ってくれるイトの存在がある限り大丈夫でしょう。子供を犠牲にしてまで生きようとする老人が汚らわしい生き物にみえた。いつもは大人びている夜見坂が10年も前に約束を破られたことを未だに根に持っていてふてくされている姿は年相応で可愛かったです。