■感想
王道RPGの主人公ルークに転生してゲームの世界を楽しもうと思っていた矢先に幼馴染の本命ヒロインを守りきれずに死なせてしまう。本来の自分を隠してルークとして英雄になろうと決意するが···。
ご都合主義が起きない異世界転生、ということで主人公が何もかも背負い込んで茨の道を歩もうとする姿に痛々しさと切なさを感じてずっしりとした重みのある物語でした。正に光と影がある主人公でとても魅力的に描かれていました。
ある程度ルークの裏事情を知っているサラマンダーの健気さが尊い。本来のゲームのストーリーよりも
ルークに対する周囲の信頼度が高いようなのでそれが吉と出てほしい。ただただルークには幸せになってほしいですね。