■感想
本屋大賞に作品がノミネートされたことで作家としての評価が高まり、文芸ひとすじの老舗・鳳雛社の編集者から執筆依頼を受けて喜んでいたが···。
自分が心から書きたい作品を書くか、それとも売れ筋のジャンルを書いて利益をとるか。作家の苦悩を主題にしてサブタイ通りの展開になっていく。
個人的にはハッピーエンドが好きなので一時期ブームになった人が死ぬことが美化された作品は苦手でした。宗武の売り方が間違ってる訳ではないけど読者としては複雑な心境。
李奈は着実に作家としてステップアップしているので、自分の書きたい作品をのびのびと書いてほしい。