鬼はたまゆら、帝都に酔う

■感想

とにかく主人公の彰人が堅物な上に真面目一直線なキャラだったので、陽気でどこか憎めない嵐花との組み合わせが丁度よい塩梅でバランスのとれた良いコンビでした。

嵐花の行動を観察していく内に本当に嵐花は悪鬼なのかと苦悩しながら自分の行動に迷いが出てしまう彰人の複雑な葛藤が丁寧に描かれていました。

マスコット的な子狐が可愛かった。特典の小説もファンとしては嬉しい限り。彰人が嵐花に刀を預けたということは最終的に仲良くなったんだなと想像を膨らませることにします。