■感想
1冊目の時より更に濃密になっていく陽介と月也の関係、正に太陽と月のようにお互いの存在に寄り添
いながら支え合う2人が尊かった。
陽介も月也も「家」という存在に縛られていて、だからこそ陽介が父親から出された無理難題に2人で挑んでクリアできたことも、月也が実の母の面影と邂逅できたエピソードがあったことも嬉しかった。
自分の子供に将来を強制するような陽介や月也の親が毒親にしか見えなくて始終イラッとしたけど、それでも縁を切れない陽介の苦悩が切ない。
陽介にも月也にも自分のやりたいことを見つけて、2人で幸せになってほしい。