龍貴国宝伝 2 鳳凰は迷楼の蝶をいざなう

 

■感想 

貴龍国を巡る旅に出ていた硝飛と林迅は、硝飛の叔父に会う為に墨東国を訪れることに。最近多発している失踪事件やそれに連なるように判明した伯父一家の過去、そして硝飛と林迅の絆を引き裂く罠が仕掛けられる。

林迅にとって硝飛がかけがえのない存在というのは決して揺らがなくて、どんな人物にどんな言葉を投げかけられても硝飛を手放そうとしない彼の頑なさが素敵でした。

新キャラの烏陽もやっぱりただ者じゃなかった、林迅があまりにも硝飛一筋なので彼が仲間入することによって人間関係が広がればいいですが。

真相は落ち着くべきところに落ち着いたといったところ。最後の翠玲の描写だけ不穏なので、続編希望です。