花菱夫妻の退魔帖

怨霊持ちの謎多き男爵・孝冬と婚約することになった侯爵令嬢の鈴子。鈴子は孝冬に不信感を抱きつつも、歯車が噛み合わさるように少しずつ距離が近づいていく2人の過程が自然と描かれていてさらっと読める。特に飄々とした孝冬の鈴子への心理描写がギャップがあってキュンときた。鈴子の凛とした性格カッコいい。

孝冬の兄の自殺は鈴子が追い求める真相に関係してくるのだろうか。夫婦となった2人の関係はもちろんのこと事件の真相も気になるので続きも要チェックです。