- 作者:衣笠彰梧
- 発売日: 2020/10/24
- メディア: 文庫
常夏の無人島を舞台に、全学年で得点を競い合うサバイバル試験がついに開始された。得点を得る方法は2つ。毎日一定時間ごとに指示される指定エリアを訪れることと、無人島内に設置された課題を条件通りにこなすこと。グループ人数が多いほど有利かつ、退学の可能性も減る試験内容。2週間という長丁場かつ、水や食料の補給も考える必要のある過酷な試験。さらに月城理事長代理は学年同士の小競り合いを試験中は容認するらしい。そんな中単独行動で状況を窺う綾小路だが、1年Dクラスの七瀬翼が同行を申し出る。メリットのない奇怪な行動だが七瀬の出方を知るため綾小路はそれを受諾。2人組での無人島走破が始まる!
■感想
遂に無人島でのサバイバル試験開始。単独行動をするはずの清隆だったが、途中で同行を申し出た七瀬と共に行動することに。七瀬はなぜ清隆を排除しようとしたのか、その理由が終盤で判明します。普通に優しい子じゃないか!このままいけば清隆にとって良い協力者になりそう。軽井沢は出番少なめですけどきちんと恋人っぽいことしてましたね~。
そして月城の暗躍から逃れることができるのか。一之瀬さん不運過ぎる…。最後の清隆と七瀬のやり取りが前向きな未来を示唆していると信じたい。やられっぱなしは嫌なので次は少しでもスカッとする展開があればいいな。次回に期待。