ウォーター&ビスケットのテーマ1 コンビニを巡る戦争 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 河野裕,河端ジュン一,椎名優
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/09/01
- メディア: 文庫
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架見崎運営委員会と呼ばれる組織から招待状を貰った歩たち。それは何度も8月をループする架見崎という町で繰り広げられている領地争いという名のゲームで歩たちも巻き込まれていく。設定自体はとても好み、なんでこんなゲームをするのかなどの主催者側の意図はまったく不明なので曖昧にしないでいつか説明してほしい。
主人公・歩の臆病者だけど頭がキレるというキャラが魅力的で、ここぞという時に活躍するところはもちろん不安と戦っているところも人間くさくて良い。秋穂は割りとフラットなイメージ、歩のことをきちんと理解して行動しているところに二人の信頼関係が伝わってくる。そして謎多きキャラであるトーマ、まさか最後にあんな行動をするとは思わなかったので驚きです。たくさんの伏線がはられているのでどう回収していくのか、続きも楽しみです。