君の膵臓をたべたい(★★★★☆)

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
文庫化に伴い購入。膵臓の病気により余命わずかな桜良とクラスで地味といわれている主人公の青春ストーリー。こういう病気系の小説は苦手だけどこれは悲しみよりも爽やかな後味が勝っているので読んで良かったです。接点のなかった二人が交流していく内に芽生えていく絆にキュンときました。この二人の関係がすごく素敵、ただ単に恋愛関係で終わらせなかった点に好感がもてました。
最後の桜良の手紙は反則…、涙腺が…!桜良のお母さん優しい人だなぁ。恭子たちと無事に友達になれたようで良かったです。タイトルの意味にもジーンときました。