
- 作者: 五十嵐雄策,ぶーた
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/05/10
- メディア: 文庫
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「忘却病」=「死」であるならばあんなに流行っているのはまずいのでは…。恋だったり、親愛だったり、友情だったりと「忘却病」によって忘れさられていく人達が最後の望みとして自分の気持ちに決着を着けていく。忘れ去られるだけ、と思いきや4話ではきちんと莉奈が親友のことを思い出せて良かった。忘れ去られた方だけではなく残された方もやっぱり辛いよね。
分かってはいたけど先輩とアキの別れが切ない。最後の手紙の内容にジーンときた。「何度忘れたって、その度に宝箱の鍵を探し出して思い出す」というアキの気持ちに救いを感じました。先輩との思い出を大切にしながら前に進んでいってほしいです。