忘却聖女 II

■感想
周囲から忘れられてしまった聖女・マリヴェル、先代聖女の企みに翻弄されながらもエーレと共に真実を突き止めていく。

過酷な状況にありながらもマリヴェルとエーレの会話が兄と妹のようでホッとする。二人の恋愛事情の話題も出てきましたが、もうずっと二人で仲良くしてればいいんじゃないかな。

敵国と通じていたり、マリヴェルを陥れていたりと先代聖女の悪意が凄すぎて早くどうにかならんものか。

個人的な一番の見所は終盤の教会の人間に対するエーレの苛烈な怒り、マリヴェルへの深い愛情が滲み出ていて思わず何度も読み返してしまった。少しでも早くマリヴェル達が安心して過ごせる日がきますように。