さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド (角川スニーカー文庫)
- 作者: 清野静,あすぱら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: 文庫
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異能力を持つ少年少女と魔女という宿命を背負った少女が織り成す青春ストーリー。表紙のイメージ通り爽やかな読み口でした。ロンドも軍乃も魅力的なキャラなだけに、三角関係である以上どちらかが身を引くと思うと残念です。ログがどちらを選ぶのかも注目です。
異能力者であるが故に大好きな兄を傷つけてしまったことを未だに気にしている軍乃、ログたちを拒絶したのは二人に惹かれているからこそだったんですね。Sっ気たっぷりの軍乃と虐げられているログの会話が面白かった(笑)二人と出会ったことによって、軍乃も前進できたようで何より。
ロンドは正に天真爛漫。グラツィアーナの存在もきちんと受け止めていたし、病気の件も含めて本当に強い子だなと。軍乃がいっていた「恋をすると能力は消える」というのが事実ならば、ログはロンドに恋愛感情を抱いてない…?色々と気になる点があるので、続きを待ちたいと思います。