オークブリッジ邸の笑わない貴婦人2: 後輩メイドと窓下のお嬢様 (★★★★☆)

シリーズ2冊目。第一話は後輩メイド・エミリーのお話。明らかに生真面目なアイリーンとは合わなそうなタイプで、すぐにサボろうとしたり、面倒な仕事を押し付けようとするエミリーにイライラしてしまうアイリーン。私もどちらかというとアイリーン寄りの性格なので職場にこんな後輩がいたら嫌だなと思ってしまった。一度は喧嘩してしまうもののエミリーが抱える悩みを一緒に解決して、歩み寄っていく二人の姿に安心しました。エズミが登場してからのエミリーが急成長してて驚いた。
そして今回はなんといってもユーリの妹・エズミが登場したのが一番大きな展開でしょう。我が儘で気まぐれなお嬢様に手をやくアイリーン。複雑な生い立ちや色々な悩みを抱えていて憂鬱なのはわかるけど、八つ当たりみたいにメイドにいたずらするのはどうなの?歳の離れた妹にどう接していいか戸惑っている不器用なユーリさんが可愛い。あれだけ嫌がらせされたのにエズミに尽くすアイリーンは本当にすごい。エズミもとりあえず時間に猶予ができたようで良かった。続きがでたらまた買います。