
- 作者: 屋久ユウキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/05/18
- メディア: 文庫
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読メで評判が良かったので読んでみました。ゲーマーでぼっちの主人公が学園のマドンナにマンツーマンでリア充になるべく特訓してもらうお話。よくありそうなネタですが、ヒロイン・葵の特訓メニューが本格的で彼女が他人の何倍も努力して学校での今の地位を築き上げたんだなと思うと感心してしまう。表情や姿勢の仕方から会話のコツまで本当に本格的。人生をゲームにたとえて徹底的に攻略しようとする文也はやっぱり根っからのゲーマーなんだなと。
今まで自分のことを卑屈に捉えがちでクラスメイトにも興味のなかった文也ですが、葵の助けにより様々なクラスメイトと関わることで他人の気持ちを察するようになったりと人間的に成長した部分も見れて良かったです。特に中村を庇った時はかっこよかったぞ。最後の文也と葵の会話が友情以上恋愛未満といった感じで甘酸っぱかった。デレた葵が見てみたい!