終わりのセラフ 吸血鬼ミカエラの物語2(★★★★☆)

テンプル騎士団に所属していたクローリーがフェリドと出会ったことによって吸血鬼になってしまうまでを描いた第2弾。本当にフェリドは知能犯だな、なんだかんだいいつつも仲間を殺したフェリドに激昂して襲いかかったクローリーが仲間の顔も忘れて人を殺すことに何の躊躇もしなくなってしまったのは何だか悲しい。事件の真相は派閥争いとフェリドがちょっかいを出したことが原因で結構あっけなかった。クローリーに流し込まれた血はフェリドのものではなく第二位の血ということは二人は兄弟のようなものなんですかね。
ジルベールの最期を看取った時がクローリーが人間に対して愛情を感じることができた最後なんでしょうか。クローリー編はこれで終了のようで次巻からは本格的にミカが登場するのかな?