
- 作者: 堀内公太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 文庫
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スクールカーストもの。こんなクラス嫌だ…、ここまで極端ではないけど自分の高校時代にも似てる奴がいたなと思いながら読みました。基本的に加害者側が徹底的に復讐されてるパターンなので悲惨な状況をみてもそこまで心が痛まなかった。ただ南の友人の環奈にはお咎めなしなのには不満、こいつナチュラルにムカッとくる。
最初の路上喫煙者を注意する場面でことりが周囲の人に「なんで注意しなかったのか」と言っていて個人的にも心にグサッとくるものがありました。ことりの考え方は正しい、でも自分を「神」だと自称するぐらいならサキ先生を操り人形にしないで正々堂々と自分でクラスを牛耳ったら?ことりも含めて1年D組にまともな奴がほぼいない…。