文句の付けようがないララブコメ5 (★★★★☆)

シリーズ5冊目。セカイが世界を維持するのが難しくなってきたことを察知したユウキは小岩井たちに協力してもらい新婚旅行をすることにしたが…というお話。皆でワイワイしながら放蕩のかぎりを尽くした新婚旅行は平和なようでいて一気に突き落とされました。セカイが花に囲まれながら消えていくラストは綺麗だったけど、やっぱりやるせない。「やはり貴殿は、最後まで犬のままだったな」という言葉は前回と同じくグサッときた。皆と仲が良かった分セカイとは少し距離があったような気がします。
今回の裁定者はハルコ。たとえハルコの助言があったとしてもユウキが勝つのは絶望的。神は決して万能な存在ではなくユウキのそばにいるかもしれない、ということですがいったい誰なんだ…?次回はユウキとセカイの始まりの物語だそうなので少しは謎も解明されるといいな。