ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (4)(★★★★★)

リィエルの裏切りによって大ピンチなグレン、どうなるかと心配しましたがなんとかシスティーナとアルベルトのおかげで一命をとりとめました。最初は取り乱しているばかりで役に立たなかったシスティーナですが、覚悟を決めてからは本領発揮。人工呼吸とか王道過ぎるvV才能は人一倍すごい人なので後は経験を積むことなんでしょうね。それに比べてルミアは相変わらず意志が強い、ずっとグレンが助けに来るのを信じる姿は健気としか言い様がない。
そして今回一番萌えたのはグレンとアルベルトの戦友コンビでしょうか。息がぴったりの二人が頼もしい。アルベルトがひたすらかっこ良かったです。アルベルトがグレンに対して怒っていたのは自分に何の相談もなしに宮廷魔導士団を辞めたこと。言葉は冷たくてもグレンのこともリィエルのことも気にしているアルベルトの株が急上昇しました。著者のあとがきに笑いました、悪くない展開だと思いますよ。
そしてリィエルの過去も明かされました。これは重いな…、それでもリィエルが本心でルミアやシスティーナやグレンを守りたいと宣言したのでだいぶ前進したのではないかと。皆とも仲直りできて良かったね。グレンの生徒たちは良い子ですね。文句なしに面白かったです。