ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います5

■感想
シリーズ5冊目、今回は職員旅行で魔神の騒動に巻き込まれることに。プロローグでの彼らのかつての穏やかな様子をみるとライラの必死な行動にも納得がいく。

ライラの正体を知った時のアリナが心配だったが色々とぶっ飛ばす勢いで前ヘ進んでいくタフさはさすがです。でもシュラウドのことには心が揺れているようで早く安心させてあげて。

相変わらずのジェイドの優しさに拍手しつつ次回を待ちたいと思います。

男嫌いなクラスの美女が、実はブラコンだと知ってしまった結果。

■感想
姉さん大好きなシスコン主人公·瑛樹とブラコンヒロイン·碧依が織りなすラブコメ。男嫌いな碧依が同じ悩みを抱える瑛樹に段々と心を許していく過程が丁寧に描かれていました。

ツンなヒロインはやはり可愛い、尾行と称したデートにしかみえませんでした。瑛樹が面倒見が良くて、なかなか自分の気持に折り合いがつかない碧依を上手くフォローしていく展開が読みやすい。

これからはクラス内でも関係をオープンにしていくみたいなので絆が深まった二人をまた読んでみたいです。

竜殺しのブリュンヒルド

■感想
龍に育てられた一人の少女の復讐譚。ラストは胸にズドンとくるような重さを感じました。

最愛の育ての親である龍をよりによって実の父に殺されたブリュンヒルド。憎しみに支配されるのは仕方ない状況だったが、それでも彼女の心を理解して必死に止めようとした兄·シグルズがいた。もし彼の言葉がブリュンヒルドに届いていたなら、永年王国で龍と再び幸せに暮らす未来もあったかもしれない。

私はそういう未来を想像してしまったけど、ブリュンヒルドの一貫した行動があったからこそ印象深い物語だった。

変人のサラダボウル (3)

■感想
今まで以上にカオスな3巻。表紙のブレンダさんがそろそろ躍進するか···と思いきや、努力も虚しく見事な滑りっぷりでお気の毒。少しは報われてほしいと思いつつも惣助のモテ具合を考えると難しそう。

サラの小学校生活が一番ツッコミどころ満載だった(笑)サラが楽しそうならいいけど、なんか教祖みたいになってて中学生になってもこの状況が続くのかしら。

リヴィアはもう上から下への墜落が激しすぎて波瀾万丈、またホームレスに戻ってしまうのか。

VTuberのマイクに転身したら、推しが借金まみれのクズだった

■感想
何故か推しのVtuberのマイクに意識が乗り移ってしまった主人公・春人。思わぬアクシデントで素の顔がバレてしまうのは某作品と一緒ながら、エリンの尖ったキャラとテンポの良い会話が魅力的で満足のいく面白さ。

ギャンブル好きで借金まみれのポンコツなエリンだが、根は優しくて不思議な愛嬌があるのでVtuberとしてどんどん躍進していく。

アリスのSっぷりも良かったが、ザクロと保護者のような立ち位置の永倉の関係もエモイよね。キリカはさすがの貫禄でこれからエリンにどう絡んでくるのか楽しみ。エリンが一日でも早く借金ゼロになりますように。

また殺されてしまったのですね、探偵様3

■感想
画廊島の殺人後編。シャルによる爆弾のタイムリミットが迫る中で新たな殺人が続々と起きていく。事件解決の為に館を探索している内にルゥの祖父の過去が明らかになりそれがキーポイントとなる。

トリックもしっかりしていて読み応えあり。物悲しい結末だけど、自分の運命から解放されたあのキャラがやっと自由になった瞬間でもあったと思うと少しの救いも感じる。

シャルの情報から朔也は自分が思っている以上に争点の中心にいて、巻き込まれてしまっているんだなと。最初の七人、も続々と動き出しているので次回の展開が気になります。

偽典・演義 ~とある策士の三國志~1

■感想
日本の社畜サラリーマンが古代中国の時代に転生することに。三国志に関してはノータッチの私でも李儒の策士っぷりが痛快で面白かった。

後半では李儒何進のお互い分かりあったような主従関係が良かったです。二人の生きのあったテンポのよい会話が魅力的。

出世はあまり望まない李儒の希望とは裏腹にどんどん偉くなっていき、将来性有望な弟子もできてますます忙しくなっていく。このまま順調に進めばいいけどそうはいかないんだろうなぁ。菫卓は次巻から本格的に活躍するのかな。