■感想
シリーズ5冊目。タイトル通り日常サイドは割と落ち着きつつも、異世界サイドは大波乱で一つの節目を迎えた印象。
やっぱり一番の驚きはルイス殿下、祖国が敵国に密かに侵略されていく中でずっと一人で戦ってきたかと思うと···。アドニス殿下への愛情が深すぎて泣けてくる。佐々木の言動からして復活する可能性も示唆されているので期待したい。
一段落着いたとはいえ異世界サイドではやらなくてはいけないことが山積み。日常サイドでも新たな怪物が出現したので佐々木とピーちゃんの平穏な日はまだまだ遠い様子。
■感想
6巻でも相変わらずてんてこ舞いな雨妹。今回は人が寄り付かなくなってしまった踊り子や楽師が生活する教坊の調査と掃除をすることに。
宮中にもし麻薬が蔓延してしまったら···、段々話のスケール大きくなっているのでどうやって決着をつけるのか楽しみ。雨妹が何かあったらすぐ立彬に頼ろうとするところが微笑ましい(笑)
前回ボロボロだった明がいい仕事してますね~、皇帝陛下とも久しぶりに会っているようで何より。新キャラの徳妃が今後どう関わってくるかも気になる。
菊の揚物が美味しそう···。
■感想
周囲から忘れられてしまった聖女・マリヴェル、先代聖女の企みに翻弄されながらもエーレと共に真実を突き止めていく。
過酷な状況にありながらもマリヴェルとエーレの会話が兄と妹のようでホッとする。二人の恋愛事情の話題も出てきましたが、もうずっと二人で仲良くしてればいいんじゃないかな。
敵国と通じていたり、マリヴェルを陥れていたりと先代聖女の悪意が凄すぎて早くどうにかならんものか。
個人的な一番の見所は終盤の教会の人間に対するエーレの苛烈な怒り、マリヴェルへの深い愛情が滲み出ていて思わず何度も読み返してしまった。少しでも早くマリヴェル達が安心して過ごせる日がきますように。
■感想
シリーズ2冊目。今回は政治色強目でセシル暗殺計画に巻き込まれることに。最初から最後まで我が道を行くココが清々しい、黒幕が小者で弱い者いじめにしか見えなかった(笑)
ココさんなんだかんだいって王子に絆されてきてますね〜。身内でさえ信用できないセシルがココとなら一緒に生きていきたい、といっているのにはキュンとくる。今回の事件で二人の距離は大分近づいたようです。
セシルはもっと仕事が出来る人を右腕にした方がいいような···。シリアスな雰囲気もありつつ、前回と同じくコミカルな会話が面白かったです。