スクールカースト殺人同窓会（★★★★☆）

スクールカースト殺人同窓会 （新潮文庫） [ 堀内 公太郎 ]

幸せになれると思ってた。あの案内状が届くまでは。高校のスクールカースト上位にいた男女七人は卒業後もそれなりの日々を送っていた。同級生を笑いながらイジメ殺した、そんな過去なんて無かったかのように。だが彼らの元に突然、死者からの同窓会案内状が届く。誰が秘密をばらしたか。疑心暗鬼の中、次々に殺されていく同級生達。そして事件は意外な方向へ……。登場人物全員クズのノンストップ・リベンジ・マーダー・サスペンス!

シリーズ２冊目。前回刑事として登場した永沢南が主人公、かつて南を虐めたクラスメイトたちがそれを「今さら」「若気の至り」とかの言葉で片付けているのには呆れを通り越して笑うしかない。こんな奴らばかりなので酷い目にあっても正直自業自得としか思えない。唯一まともそうな紗季子は可哀相だったけど。
そして最後に前回の首謀者が登場、またこいつが仕組んでたのか…。南が闇落ちしないか心配です。複雑な心境の中で拓斗を体をはって助けた刑事としての南を信じたいけど。