転生したらラスボス系悪女だった!

■感想

乙女ゲームのラスボス悪女である公爵夫人ディアーナに転生してしまった主人公は娘の恋人の勇者に倒されないように旦那と娘との関係改善に励むが···。

転生しているとはいえ結婚もして子供もいる夫婦がこんな学生みたいな焦れったい関係なのが大変萌えました。ディアーナがサバサバした性格なのでサクッと読みやすいし、女性の胸に挟まれたい欲望を押し出しているのにウケました(笑)

夫婦関係が冷戦中だったのにも関わらず少しずつ歩み寄っていく2人に嬉しそうにする娘のラヴィアーナが健気。捻くれてもおかしくないのに素直な優しい子に育ってさすがヒロインなだけある。全体を通して満足な1冊でした。