公爵家の三男が征く己の正道譚2

■感想

シリーズ2冊目、今回はまるまる1冊ワイルボード侯爵との戦争編。寡黙でミステリアスな執事・クレマンが因縁の相手と対峙したり、ロキの規格外な能力が発動したり、戦争の終結がまさかのアーノルドの暴走だったりと各キャラの見せ場がきちんとあって読み応えのある1冊でした。

分かってたことだけどダンケルノ側強過ぎ···。いつもは冷静なアーノルドがクレマンに対して感情的になっていたのが新鮮で良き、たまにでいいので弱音を吐いてほしい。個人的に推しキャラのコルドーもアーノルドに忠誠を誓ったので、いつかクレマンの心も掴んで欲しいです。