ヒロインに転生したとはしゃいでいたら、実は転生悪役令嬢が主役の世界だった

■感想
乙女ゲームのヒロインに転生したはずなのに、攻略対象者達は悪役令嬢に心を奪われていた。主人公・ルネは虐めにあう中で精神科医を志すフィルと出会い···。

何か悪い事をしたわけでもないのにルネが理不尽に虐められてる状況が可哀想でしたが、そんな中裏庭で行われるルネとフィルのカウンセリングが癒やしの時のようで微笑ましかったです。いつの間にか第二王子も加わっていて友情ものとしても良き。

ゲームのような刺激的な恋よりも穏やかで優しい恋の方がいいじゃない!と思わず言いたくなるようなフィルのカッコよさっぷりが炸裂していました。第一王子が酷かっただけに更に際だってたよ···。一冊で綺麗にまとまっているので優しい眼鏡男子が好きな方にオススメ。