■感想
十二歳までに神の恩恵と呼ばれる特殊能力が与えられる世界で、平民でありながら希少な能力を与えられた弟の付き添いで主人公・ルカも魔術学校に向かうが···。
児童文学を読んでいるような読み心地でした。ルカは優秀な能力・相互移動を与えられつつも平穏を求めてそれを隠すが、リヒトと共に村を出て王都に行って段々と周囲から認められていく展開が嬉しかったです。外見のせいで村人からは差別されていたので余計に。
ルカのブラコンっぷりも凄いですが、リヒトは更にヤンデレが入っていて草。兄弟愛もクローズアップされているので好きな方は沼りそう。あらすじの通り正に本格ファンタジーだった。