モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件

■感想

暗殺に怯える国の第一王子・マルスは、城外の森で狩ったモンスターを食べて飢えをしのいでいたところ赤髪の美女・カサンドラから「弟子になれ」と言われて···。

望んでいないにもかかわらずモンスターの肉をたべて強くなったらいつの間にか王になっていた成り上がりファンタジー。バンバン人が死ぬのでブラックな面がありつつも、マルスの周囲の熱狂っぷりがそれを上手く中和していて程よいブラックユーモアな作品だなと。

マルスの意思はもはや無視で大陸統一が最終目標になっているが、この愉快な狂人たちがどこまで突き進んでいくか楽しみ。マルスの気持ちと周囲の気持ちのズレが絶妙でした。