朱太后秘録1 私が妃だなんて聞いてませんが!

■感想

朝貢の道具として瓏帝国へ嫁ぐことになったシュヘラ。後宮では嫌がらせを受け、皇帝からは初夜に「愛さない、抱かない」と宣言されてしまい···。

何か大きな事件が起きたわけでもなくまだ序章といった感じだが、「後に朱太后として名を残すことになる」とあるのでこれから色々と展開があって面白くなりそうな作品。

後宮が舞台なだけあって、どの登場人物も一筋縄ではいかなそう。初夜での皇帝の対応や癸氏の策略、そして癸氏が注意するように言った皇后など全員怪しく思えてくる。そんな中で逞しく生き抜くシュヘラを応援したくなる。彼女の巫覡としての才がどう生かされるかにも要注目。