■感想
知人が購入を検討している物件の間取り図にある謎の空間が発端になり、その物件に隠された陰鬱な闇を解き明かしていく。著者のYou Tubeチャンネルでは途中まで実写化した形で動画がアップされており、続きが気になって購入。
文章に癖がなく、間取図がたくさんのページに掲載されているので読みやすさに関してはピカイチ。謎を追うごとに闇が深くなっていき、思わぬところに潜んでいた毒にゾッとしました。昔ながらの一族の風習にガクブル、一番の被害者は慶太なんじゃ···。
そして話が一段落したと思ったら最後に物語を混ぜっ返す栗原さんが曲者過ぎました。