高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い

■感想
普段は暗くて地味な主人公が実は···という王道的な設定の作品。神作家でたくさんの人間に影響を与えているにも関わらず本人が無自覚なのが少しもどかしかった。
でも幼馴染みのみちるにふられてから少しずつ周囲の人間に目を向けて変わっていこうとしたり、ひどい言葉で傷つけられても最後までみちるを助けようとする姿は純粋に素敵でした。

最初と最後で大きく印象が変わったのはみちるも同じ。高慢な態度だったのに自分に寄り添ってくれていた大切な幼馴染みの存在を再認識して、ラストの素直な笑顔に繋がる展開が上手だなと。

コメディ色多めでサクッと読めるラブコメかなと。個人的には大きく成長したみちる推しです。