断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

■あらすじ
悪辣な異母妹(いもうと)に騙され、娼館へ売られた公爵令嬢・クラウディア。病死の果てに14歳の頃へと逆行した彼女は、もはや、初心でも愚かでもなかった。"健気さ"を演じて冷徹な兄を手玉にとると、"罪悪感"を餌に家庭を顧みない父親を籠絡(ろうらく)。身につけた知恵と手練手管で、学園では新入生代表を務め、生徒会入りへ。さらには意図せず、大商会の令息や王太子までも味方に! それぞれの思惑が渦巻く中、ついに学園で女同士の戦いが幕を開ける! 「大切なものを守るためなら、手段は選ばない。妹が"悪女"なら、それを超えてみせるまでですわ」 元娼婦の令嬢が「悪」で正義を貫く、痛快ラブファンタジー開幕!

■感想
悪辣な異母妹に騙されて娼館に売られてしまった主人公・クラウディア、病死の末に再び14歳に戻って人生をやり直すことに。クラウディアは娼婦時代に学んだ手管で周囲の心を掴んで信頼を得ていく。そのおかげでフェルミナの嫌がらせも通じずで、やり方が姑息な割に小者感が漂っていました。
婚約者・シルヴェスターとの恋の駆け引きが個人的に一番の見所だった。恋に慣れているようでお互い初なところが可愛らしくて応援したくなる。前世で世話になったヘレンとの絆もグッジョブ、関係性は違っていてもヘレンが幸せなら良いと思うよ。毅然としたヒロインが好きなのでサクッと読めました。