双血の墓碑銘(★★★★☆)

 

双血の墓碑銘 (ガガガ文庫)

双血の墓碑銘 (ガガガ文庫)

 

 1853年。日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国によって開国を迫られていた。元新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかけるが、そこに「記憶のない」吸血種の少女・柩が現れる。復讐に燃える隼人は、人間であることを捨て、柩の眷属となることを選ぶ。時を同じくして、欧米からは吸血種の英雄達が集結。“墓碑銘”という異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める…。淫靡で兇悪な異能維新、ここに開幕!

吸血鬼×幕末で新シリーズスタート。まだ序章でこれからどんどん面白くなりそう。新撰組隊士の隼人は仲間の裏切りによって瀕死になってしまったところを吸血鬼の少女・柩に助けられる。記憶のない柩に関してはまだ謎だらけ。柩の眷属になっても侍としての誇りを捨てずに柩を命がけで守る隼人にはぜひ裏切者を成敗してほしい。
ジョン万次郎や沖田総司など次々と歴史上の人物が登場していく。沖田さんマジで強い、吸血鬼になったら末恐ろしい。隼人にとっては大切な姉貴分なんだろうな。最後に登場したあの人が次回のキーポイントっぽい、死んでないってことはやはり吸血鬼になったのかな?