異人館画廊 失われた絵と学園の秘密（★★★★☆）

異人館画廊 失われた絵と学園の秘密 (集英社オレンジ文庫)

自殺未遂した少女、消えた絵……。鈴蘭学園美術部で起こった複数の事件には、図像術につながる何かが感じられる。そんななか鈴子の提案で、千景は転入性として生徒の一人を装い、学園の潜入調査を決行することになって……!? 今まで経験することのなかった学生生活に戸惑いながらも、次第に学園に溶け込んでいく千景――。嘘をついているのは誰……!? その先には、千景の過去ともつながるような学園の秘密が隠されていて――!? 話題の美術ミステリー、第五弾!
千景が高校に潜入することに。絡んでくる男子生徒に嫉妬する透磨、千景を心配しているのに素直に言えないところがもどかしい。キューブの面々に心を許しつつ、今回の事件で新たな友達を得ることが出来た千景。彼女の世界はその成長と共に少しずつ広がっている様子。カゲロウも何かしら千景の過去に関与しているようで気になります。
千景の父親の存在がネックですがラスボスのような立ち位置になるんですかね。今回はあまり関わってきませんでした、千景には立ち向かっていけるだけの強さを持っていてほしいな。次回も楽しみです。