
- 作者: 綾里けいし
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: Kindle版
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怒濤の展開で読みごたえがあった。愚かだと自覚しながらも聖女から言われたたった一つの言葉をきっかけに行動を起こした肉屋の心中が切なくて歯がゆい。エリザベートと櫂人の別れの場面にほろりときた。櫂人にとっては当然のごとく世界よりもエリザベートなんだよね。
そしてジャンヌのイザベラへの初恋もすごく良かった。ジャンヌが戸惑っている場面が新鮮で彼女がイザベラを救うことを選択してくれてひと安心。二人が絡んでいるところをもっと読みたかった。エリザベートを救う為に王となり、世界を背負った櫂人の未来が少しでも明るくなりますように。