わが家は祇園の拝み屋さん(★★★★☆)

わが家は祇園の拝み屋さん (角川文庫)

わが家は祇園の拝み屋さん (角川文庫)

東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。そんな折、京都に住む祖母・吉乃の誘いで祇園和雑貨店「さくら庵」で住み込みの手伝いをすることに。吉乃を始め、和菓子職人の叔父・宗次朗や美形京男子のはとこ・澪人など賑やかな家族に囲まれ、小春は少しずつ心を開いていく。けれどさくら庵は少し不思議な依頼が次々とやってくる店で!?京都在住の著者が描くほっこりライトミステリ!
あらすじ通りほっこりとした読後感。自分の身に起きた突然の変化により不登校になってしまった小春。その変化というのが一体何なのか、気になりながら読み進めました。小春の両親が堅物というか身勝手過ぎて呆れた、これじゃあ小春も悩みを打ち明けられないはずだわ。だからこそ祖母の吉乃さんや叔父の宗次朗さんのような理解のある優しい人達と巡り会えて良かった。いつか両親とも和解できるといいね。
宗次朗さんと杏奈はいつか結ばれてくれるといいな。澪人と小春の仲は今後に期待します。最後は龍神を味方につけていて小春がどんどん成長していってるのを感じました。近い内に続きを読めたらなと思います。