妖怪の子預かります 〈妖怪の子預かります〉 (創元推理文庫)
- 作者: 廣嶋玲子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/04/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
書店でプッシュされていてずっと気になっていた本。千弥の弥助への溺愛っぷりがすごい(笑)人見知りの弥助は色々な妖怪と触れ合って事件を解決していく内に、少しずつ色々なことに積極的になっていく。津弓や梅吉など弥助になつく妖怪の子たちが可愛かった。
千弥は何か裏があるなと思ったらやっぱり…。月夜公とも何か因縁があるようで気になります。千弥が久蔵に語った弥助への想いにジーンときました。久蔵は何だかんだいいつつ面倒見の良い人なので、弥助はもう少し慕ってあげて。ずっと気になっていた玉雪の正体もわかってすっきり、弥助を助けるために自分を犠牲にしたお母さんの最後が残酷だけど弥助が今もこうして元気に生きているのだから報われたってことだよね。最後はうぶめにも認められて、妖怪たちとの縁はまだまだ続きそう。次も読んでみようと思います。