
- 作者: 瀬川貴次,高山しのぶ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 文庫
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作者さんお得意のオカルト小説。オカルト雑誌を発行する編集部でアルバイトをすることになった大学生のお話。いつもより若干軽いテイストのような気がする、サクッと読めます。友人の時生と千夏が主人公・駿のことをすごく理解していて、幼馴染っていいな〜と思いました。肝心の駿がミステリアスでキャラが掴めない。幽霊に出会っても割りとケロッとしてるのは神主の息子として耐性があるからだろうけど、もっと感情的になっているところも見てみたいですね。
きちんと御利益のある開運グッズなら買うけどな、麻衣子の肌着は正しく着用すれば効果があったってことだよね…?最後の話は駿たちが小学生の時の話でしたが、小学3年生にして蛇神を出し抜く駿の底知れぬ才能がすごい。これだけ素質がある上に長男なのに家業を継ぐのが弟なのには駿が持つ零を引き寄せてしまう力と関係があるのかな?続きがあったらそこら辺も掘り下げてほしいです。