わたしの隣の王国(★★★☆☆)

わたしの隣の王国

わたしの隣の王国

すぐそばにいる。名前も記されている。でもあなたには、この犯人を、決して見抜けない!高校を卒業したばかりの空手少女、杏那。研修医の彼、優さんと訪れた日本有数のテーマパークで楽しい一日を過ごすはずだった。ひとりぼっちになり、それを目撃するまでは――。どこに行ったの、優さん? 二つの密室に犯人消失、暗号と魔法、消去法とねじれた論理。夢の国からの挑戦状。ミステリ・ラバーズに捧ぐ、究極のはなれわざ!
舞台のハッピーファンタジアは遊び心いっぱいでとても魅力的な場所だなと、そこで働いている人達も夢の国の案内人であるという意識を徹底的に叩き込まれていて某テーマパークを思い出します。不思議の国のアリスのように杏那が迷いこんだ異世界で奮闘する姿は好感が持てました。どのアトラクションも面白そうだけど、場面転換が早くて少しごちゃっとした印象もあったのが残念。
Mr.ハッピーの正体はあの人だったんですね。人を殺してしまったことは許されないけど、理由が理由だしな…。思わず同情してしまいました。杏那は優とお幸せに!