
- 作者: 才羽楽
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: 文庫
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いったいどんなどんでん返しが待ち受けているのだろうか、とわくわくしながら読みました。唐突に部屋に転がり込んできた謎の女の子・華子。戸惑いながらも華子にどんどん惹かれていく主人公の岡部、とても甘酸っぱい展開にキュンとなりました。
岡部と華子が過去にどんな関わりがあったのか、が後半に明かされれます。そして華子と弟のスキンシップがすごく微笑ましくて、だからこそ「病気」というキーワードが出る度に切なくなった。彼はただ本当に華子が大好きで、岡部に少しでもいいから思い知らせてやりたかった。すごく綿密に計画していて、執念を感じました。最後は希望の残る終わり方で良かったです、「ホワイトどんでん返し」というあらすじになるほどなと思いました。