戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉4(★★★★☆)

シリーズ4冊目は前後編仕様の前編。前回ルートに敗北したヒルデガルドが再登場。ひたすら生意気で自分勝手なガキで好きにはなれませんでしたが、黒髪であることから実の父親から虐待まがいのことをされて育ったというエピソードに同情しました。そして少しずつ自分の行いを改めていく姿に好感が持てました。スヴェンがヒルデガルドに対して抱いた母性的な愛情が微笑ましかった。
そしておのれゲーニッツ…!こいつの悪巧みのせいで怒濤の展開でした。やっと生きる希望が見えたと思ったハイドリゲ、ソフィアを銃弾から庇ったダイアン、まさかと思うキャラが退場してしまって残念です。でもダイアンはしぶとく生きてると思いたい。スヴェンも大変なことになってしまったし…。それぞれのキャラがピンチな中、ルートの反撃はどうなるのか。続きが気になって仕方ありません。