郵便配達人 花木瞳子が顧り見る(★★★★☆)

郵便配達人 花木瞳子が顧り見る (TO文庫)

郵便配達人 花木瞳子が顧り見る (TO文庫)

郵便配達人シリーズ3冊目。「サンタさん へ」とだけ書かれた宛先も差出人も不明の手紙を不審に思う瞳子。その手紙をきっかけに亡き父の死因を探ることになって…というお話。
今回も面白かった。不審な手紙をきっかけに瞳子の父親の死因が明かされる、浮気相手との心中とか重すぎる。瞳子がひたすら父親の墓参りを避けていた理由も納得できる。だけど最後でまさかの展開にうるりときてしまった。瞳子のお父さんは本当に不器用で真面目で、決してマイホームパパという人ではないけど命がけで家族を守った優しい人なんだなと。瞳子が父親の愛情をきちんと知ることができて良かった。このシリーズの犯人は本当に歪んでいて不気味な人ばかりだな…。瞳子も頑張ったけど水野も頑張りましたね、なんかもうお前ら付きあっちゃえよ!くらいなレベルでした。次回も楽しみにしてます。