最後の晩ごはん 刑事さんとハンバーグ(★★★★☆)

シリーズ四冊目、安定した面白さで巻が増すごとにばんめし屋に行きたいと思わせてくれる。今回は海里の兄・一憲の高校時代の友人のエピソードがメイン。海里と一憲の会話がすっかり漫才のようになっていて和みました。前回は堅物のわからず屋!と思ったけどそういう所も含めて可愛いなと思えるようになった。
一憲が結婚したと報告した時の凉彦の反応からしてそっちか?と思ったら当たってた。凉彦が抱える過去も辛いものでした。でも彼女の想いがきちんと凉彦に伝わって、凉彦も色々なしがらみから抜け出せて良かった。マフラーだけの幽霊も不気味だな…、大切な人を守りたいから現世に留まっているという意味では前回の淡海先生の時と同じですね。後は夏神さんがまだ海里たちに隠し事があるようなので気になります。