壁と孔雀(★★★☆☆)

結局のところ何処までが仕組まれていたのだろうか。そこら辺があやふやで、小路さんらしいといえばらしい作風だなとも思う。主人公が人間を動物にたとえる癖は面白い。未来は孔雀か…、綺麗だけど毒虫なども平気で食べるという解説が意味深ですね。可愛いらしいけどそれだけじゃない強さも秘めていて将来有望でしょうね、英朗になついているのは本性だよね?
真相は意外とスケールが大きくてびっくり。でも働き手がいないのに割りと豪華な生活が出来るというのは疑問に思ったけど…、分家や他の一部の人達とお金で繋がっているというのは嫌な関係ですね。英朗と一緒に東京に移り住んだ未来とお祖母ちゃんが幸せそうで良かった。
英朗の仕事仲間も良い人達ですね。森藤さんがまさかそちら側の人でもあったとは驚きでした。