陰陽師 烏天狗ノ巻

■感想

久しぶりの新刊に喜びを感じつつ、陰陽師の奥深い世界観をしみじみと味わうことができました。メイン2人はもちろんのことお馴染みの道満や露子姫も登場多めで嬉しかったです。

印象的だったのは「梅道人」での清明と博雅の会話、博雅の真っ直ぐで純真な告白に珍しく清明が動揺するのが新鮮で何度も読み返してしまいました。二人の絆に癒やされつつ、「按察使大納言 不思議のこと」での露子姫と父親の関係にもほのぼのとしました。

あとがきを読む限りまだ陰陽師は続きそうなので御身体をご自愛しながらマイぺースに執筆活動をしてほしいです。