十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-

■感想
恋愛伝奇ミステリーということで気になって購入。ヤンデレな幼馴染・紗弥花、そんな紗弥花に手を焼く主人公・春季。そこに第三者である優紀が絡んできたことで平和な日常が崩れていく。
窟華院の彼岸花にまつわる逸話とラブコメがストーリーの軸として上手く合わさっていて、不思議な魅力のある作品でした。春季のあれは全然気付かずに読み進めていたので、思春期故の辛さを感じたのにもかかわらず紗弥花とずっと一緒にいられる方法を彼なりに模索した行動力が尊い

優紀も加えて3人で楽しく高校生活を送って欲しいものです。