天狗と狐、父になる

■感想

天狗・黒舞戒は仇敵である霊狐・宮杵稲と子育てをすることに。初っ端の「僕たち結婚するべきじゃないかな」という心を通わせ合った台詞に至るまでに色々と苦労があったんだなと感じながら読了。

主人公・戒のお気楽さに若干苛立ってしまう部分もあったが、孤独を抱えたメイン2人が子育てを通して人を愛することを知っていく過程が微笑ましかった。過保護な親に挟まれた実華の今後も気になる。